製作・メンテナンス
高岡銅器 作業工程
原型製作
図案や写真をもとに、原型作家が粘土で原型を作ります。その後、鋳造用の石膏へ移しかえます。これを石膏原型といいます。
鋳造
銅や錫などを坩堝(るつぼ)で溶かし、型に流し込みます。流し込ん合金が固まったら、型をばらします。これを「型ばらし」といいます。
仕上げ・研磨
銅(やすり)や鏨(たがね)を使い、手作業によって丁寧に削り、原型に忠実に再現します。これを「手仕上げ」といいます。
着色
腐食防止と化粧を兼ねて表面を着色します。「おはぐろ」「いぶし」「青銅色」など、伝統的な着色法があり、これらは「古代色」とも言われます。
完成
完成です。ものによっては、仕上げの後に、表面に模様を施す「彫金」や、別の金属をはめ込む「象嵌」などの加工を施すこともあります。
オリジナル銅像
胸像
立像
レプリカ
- 製作日数は、全工程で、胸像の場合60日間、立像の場合90日間を必要としますので、式典等、予定のある場合はあらかじめご指定ください。
- 顔写真を6方向から写してください。写真は白黒の方が良く、眼鏡ははずしてください。眼鏡の写真は1〜2枚あれば十分です。立像の場合、ポーズを検討の上で撮影してください。また、スナップ写真数枚もご用意ください。
大型仏像
鐘
オリジナルプレート
オリジナル校章
メンテナンス
大型銅像の修理の実際
屋外彫刻の多くは大きく重量もあり、現実には移動が困難なため、出張しての補修・修理ということになります。まず正確な症状を把握するため現状写真をお送りいただき、その後諸費用を見積もらせていただきます。
諸費用については
- 銅像の修理費用
- 現場までの出張費用
- 現場での修理環境設営費用(足場の設置など)
といった内訳です。症状や設置場所などにより総費用が大きく異なってくる場合があります。
また、移動可能な大きさの銅器についても修理を行っております。
ご用命の折には、お気軽にご相談下さい。