法隆寺 再現 釈迦三尊像

三尊(さんぞん)とは、その名前の通り、中央にお釈迦さまが位置し、その両脇には一仏ずつ別の仏様が並んでいるから「三尊」と言います。
法隆寺の釈迦三尊像は「銅造釈迦如来及両脇侍像(どうぞう しゃかにょらい および りょうきょうじぞう)」といいます。
法隆寺・寺伝の「釈迦三尊像」の配置は
向かって右脇侍:「薬王菩薩」
向かって左脇侍:「薬上菩薩」です。
日本においては通常、「釈迦三尊像」といえば、中尊の釈迦如来と、脇侍の文殊菩薩・普賢菩薩の組み合わせが定番です。
さて、富山県高岡市、南砺市および東京藝術大学は平成27年度から、産学官連携で国宝法隆寺釈迦三尊像の再現に取り組んできたプロジェクトが完成のはこびとなり、このたび平成29年3月に富山県高岡市において公開展示されました。レプリカ(複製)では無く、『クローン文化財』と位置づけ、3Dプリンターによる原型を基に制作された最新の技術と、伝統の技が融合した逸品が間近で見ることができる貴重な機会となり、多くの観覧者を魅了しました。

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